日本全国で大ブームを巻き起こしているパクチーですが、ブームの中心にいるのは「女性」というイメージがありませんか?
パクチーを愛してやまない「パクチー女子」という言葉があるように、パクチーは女性の中で高い評価を得ているようです。
逆に男性で「パクチーが好き」という印象は薄く、「パクチーを食べない人が多い」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこで、パクチーが苦手な人は男性の方が多い、という噂について考えてみましょう。
男性=パクチーが苦手な人が多い、というのは本当?
さて、男性にパクチーが苦手な人が多いというのは本当なのでしょうか。
世間的にそのようなイメージは多少あるかもしれませんが、科学的に男性の方がパクチーを好まない、というデータはありません。
女性も男性も、パクチーが苦手な人の割合に差は見られないようです。
しかし、なぜ男性にパクチーが苦手な人が多そうに感じられるかというと、「未知の食材の受け入れ方」が原因になっていると思われます。
男性=パクチーが苦手な人が多い、というイメージの理由
まず、パクチーはどのように日本の食生活に入ってきたか、考えてみましょう。
日本でなじみの少なかったパクチーはエスニック料理が日本で人気が高まる中で注目度が高まり、近年大ブームを巻き起こすこととなりました。
パクチーは歴史が浅く日本の食生活にはなじみの少ないものの、急に知名度が高まってしまった食材といえます。
子供のころから食べなれてはいない食材なので、「食べてみよう」と思わないとなかなか食べる機会はないものですよね。
そんな日本では未知の食材であったパクチーを「食べてみよう」と反応した多くの人は女性であったのではないでしょうか。
男性は食べ物に対して保守的な人が多く食べなれたものを好む傾向があるため、男性はパクチーを食べないという人が女性より多くいると考えられます。
よって、そもそも「未知の食材に対して食べてみるか、食べてみないか」の男女差があって、男性の方がパクチーを食べることを敬遠したことから、男性の方がパクチーを苦手とする人が多いというイメージがついてきたのではないでしょうか。
まとめ
・男性はパクチーが苦手、という科学的な根拠はない
・男性にパクチーが苦手な人が多い、というイメージは「未知の食材に対する受け入れ方」に男女の温度差があることが原因のひとつと考えられる
パクチーを好むか好まないかに男女差はありませんし、栄養価も高く、慣れるとパクチーのもつうま味を感じられるので、食べたことがなくても食べてみる価値は十分あります。
もし食べる機会があれば、香りが控え目な料理から少しずつ挑戦してみるとパクチーを好きになることができるかもしれませんよ。