パクチーと聞けば、カメムシのような匂いとして知られている香味野菜と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
その味は洗剤や石鹸のような味とも言われておりませんとても食べ物とは思えない例えを用いられているハーブでもあります。
そんなパクチーには栄養がたっぷり含まれていると言われていますが、果たしてその効能とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは、パクチーの香りと効能についてお話しします。
胃腸を健康にする効能
パクチーの香りは、ゲラニオール、リナロール、ボルネオールという成分によるものです。
ワキガとして分泌される成分もあるため、パクチーの香りはワキガのようだと思う人もいるかもしれません。
そして、この3種類の香りの成分には、胃腸の働きを助けるという効能があります。
消化を促し、食欲を増してくれるのです。
そのため、食欲がとにかく落ちてしまう夏などはオススメの食材と言えるでしょう。
また、ゲラニオールには女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を助けるという効能もあります。
エストロゲンは、女性の月経が終わった後、排卵までに分泌されるホルモンであり、体の調子を整えるのに役立ちます。
そして更年期障害の予防効果もあるのです。
骨粗しょう症の予防
パクチーにさビタミンが豊富である事は広く知られていますが、実はほうれん草よりもビタミンKの含有量が多いということでも有名です。
ほうれん草ならば、100グラム当たり170マイクログラムのビタミンKが含まれていますが、パクチーの場合は310マイクログラム含まれているのです。
これには血液を固める作用があるため、止血の上で大きな役割を果たします。
そして骨の形成にも重要な栄養を有しており、骨の健康を保ってくれるのです。
骨粗しょう症と聞くとカルシュームの方が大事なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、実はビタミンKはタンパク質の活性化を促進するため、骨の形成の上では重要なのです。
免疫力をアップ
香りには関係ありませんが、緑黄色野菜にはベータカロチンが含まれており、ベータカロチンは体内で免疫力を高めるビタミンAに変化します。
それが作用して、体を細菌やウィルスから守ってくれるのです。
さらにカリウムも豊富に含まれているため、体内のナトリウムを排出し、むくみや高血圧を予防してくれるという効能も持っています。
利尿作用によって老廃物を排出してくれるため、デトックス効果も期待できます。
まとめ
いかがでしょうか。
独特な香りで有名なパクチーですが、このような効果があるなんて嬉しいですよね。
これらの効能をしっかりと摂取するために、ぜひパクチーを生でいただきましょう。
乾燥させても良いですが、生で食べた方が多くの栄養を摂取することができるのです。