パクチーと言えば、その匂いはカメムシの匂いと同等とも言われ、とても強烈な印象をもたらしますよね。
その味は洗剤や石けんの香とも言われ、とてもとても食べ物とは思えないような比喩が使われています。
しかし、そんなパクチーは好きな人は大好きだというものです。
ここでは、パクチーの栽培方法と臭いの対策についてお話しします。
パクチーの栽培
パクチーを栽培する時、苗から購入するならばあまり大きくないものを選びましょう。
あまり大きすぎるものを購入してしまうと、茎が太くなりすぎて葉っぱが硬くなってしまう場合があります。
日当たりの良いところにおきますが、例えば夏は直射日光などには気をつけましょう。
あまり日を当てすぎてしまうと、葉っぱが苦くなってしまうからです。
また、雨に当たって泥が跳ねてしまうと、そこから病気になってしまう可能性もあります。
そのため、土の表面にワラを敷いておくと良いですよ。
ワラを敷いておくと、泥はねを防ぐことができます。
尚、種から栽培したいと思うのであれば、種は秋にまくことがお勧めです。
春に巻いても良いですが、春にまいてしまうと夏の強い日差しに耐えなければいけなくなってしまうからです。
匂いの対策
パクチーの匂いは非常に独特です。
照れちぎっただけで部屋中に匂いが充満することもあります。
食べている時は鼻に抜けていくような、ほろ苦い味わいを楽しむことができますよね。
もしもパクチーが苦手であるという人ならば、生で食べるのはかなりハードルが高いかもしれません。
もしも匂いが苦手ならば、ぜひ乾燥させて細かく刻んでみてはいかがでしょうか。
スープや炒め物に加えるだけでも味わいが変わりますから、まるでドライパセリのように使ってみると良いかもしれません。
もちろん、直接パクチーを食べるよりも風味は劣ってしまいますが、匂いが苦手という人には問題ありません。
オイルにしてみる
また、パクチーオイルとして使ってみても良いでしょう。
オリーブオイル、塩にパクチーを加え、場合によってはにんにくや鷹の爪を加えて風味づけをします。
オイルにパクチーの味が染み込むため乾燥パクチーに比べると香りが良くなります。
オイルならば、例えばパスタやチャーハンを作るときに使うことができますし、十分なアクセントを加えることができます。
唐揚げを作るときにも、この油を使えば少々苦味がつき、大人の味になります。
幅広い料理に使うことができますから、もしもパクチーの匂いが苦手というならばこのオイルはオススメです。
まとめ
いかがでしょうか。
パクチーはその味で人気がある一方、その臭いから絶対に嫌だ、と好き嫌いが分かれる植物でもあります。
しかし、ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、健康にも良いですから嫌いというのはもったいないですよね。
パクチーが食べられないという人は、ぜひ上記の例を試してみて下さい。