パクチーは春・秋と植え付け時期のチャンスが多く、園芸初心者でも始めやすい植物です。
パクチーは種まきから始める育て方が一般的ですが、園芸店やホームセンターのハーブコーナーではパクチーの苗(コリアンダーという表記の場合もあります)が販売されています。
苗から育てると、初期の生育の手間を省くことができ、ある程度成長していることから育てやすいですが、逆に成長せずに枯らしてしまった・・・、なんて失敗も初心者にはありがちです。
そこでパクチーの苗を移植して始める育て方についてご紹介していきます。
パクチーの苗の選び方と植え付け
まず、パクチーの苗を購入するときは、良い苗を選ぶように注意しましょう。
選び方のポイントは、下葉が枯れていないもの、茎が細くて弱々しいものは避けるようにすることです。
茎がしっかりとして、葉がいきいきとしているものを見極めるようにしましょう。
次にパクチーの苗を移植するために、鉢やプランターに土を用意しましょう。
この時、土はハーブ用の土を買うようにしてください。
鉢やプランターに土を入れたらいよいよ植え付けを行いますが、パクチーの苗は買ってきたポットに入っている土ごと移植します。
パクチーは根が傷みやすいので、ポットから取り出して植え付けをするまで丁寧に扱うようにしましょう。
また、複数の苗を植え付けるときは、株間を10~20センチ程度あけて植え付けを行います。
適切な株間を取って植え付けを行わないと、株同士が栄養を取り合ってしまい、成長が悪くなってしまいます。
パクチーの育て方と収穫
植え付けが終わったらプランターや鉢は、日当たりの良い場所に置いてください。
パクチーは乾燥を嫌う植物なので、水やりは土が乾いたらその都度与えるようにしましょう。
パクチーが20センチ程度の大きさになったら、一番下の葉を残して、やわらかい葉をつんでいきます。
パクチーは成長しすぎると葉が固くなるので、古い下の方から美味しそうな葉から摘んでいくのがおすすめです。
まとめ
・パクチーの苗は下葉がいきいきとしていて、茎が細く徒長していないものを選ぶ。
・パクチーはポットの土ごと移植し、日光と水をたっぷりと与えて育てる
・パクチーを収穫するときは、一番下の葉を残しながら、下の方から美味しそうな葉をつんでいく。
パクチーの苗を移植して始める育て方は、コツさえ押さえれば誰でも上手にできるでしょう。
気候が暖かい良い時期に、ぜひパクチー栽培に挑戦してみてください。