風味が爽やかでビタミン・ミネラルをはじめとした多種多様な栄養素をもつパクチー。
最近はスーパーでも見かけることが多くなりましたが、まだまだお値ごろとは言いにくく、頻繁に購入できないのが難点です。
しかし、パクチーはプランターや鉢などでも栽培可能なのをご存知ですか?
種はホームセンターや100円ショップでも取り扱われており、パクチーを種から栽培するのは初心者でも意外に始めやすいんです。
そこで、パクチー栽培を始めるに当たり、種から育てる場合の注意点についてご紹介していきます。
種は割って浸水して発芽率をアップさせましょう
実はパクチーの種はそのまま蒔いてしまうと、芽を出しにくいのをご存知ですか?
パクチーの種はくるみのように硬い殻に覆われているため、発芽率は半分程度までしかないのです。
そのまま蒔いてしまってはなかなか芽を出すのが難しいパクチーですが、種を撒く前にひと手間かけることで発芽率はずいぶんと良くなります。
そのひと手間とは、種の殻を割って中に入っている小さな種をあらかじめ取り出す、ということです。
さらに取り出した種をひと晩程度水に浸けておけば、より発芽率を良くすることが出来ます。
面倒に思えるかもしれませんが、発芽率が悪いと良い苗が育たないこともありますので、紹介した方法きちんとやるようにするのがおすすめです。
種は一粒ずつ蒔かないで
種の準備が終わったら、いよいよ種蒔きをしていきます。
プランターや鉢に土を準備したら、数粒ずつ種を取って蒔いていきましょう。
用意した容器の形や大きさを考慮して蒔いていきますが、一粒ずつ蒔くと苗が育ちにくいことがあるので、ある程度種を密集させて蒔き芽を育て、後々生育の良い苗を残して間引きをしていきます。
種を蒔いたら薄く土をかけ、種が流れないよう気を付けながら丁寧にたっぷりと水をあげてください。
その後も土が乾かないよう、たっぷり水を欠かさず与えるようにしましょう。
まとめ
・パクチーを種から栽培するときは、発芽率を上げるためにパクチーの種の殻を割ってから中の種を取り出し、ひと晩水に浸けておく。
・土に種を蒔くときは、一粒ずつ種を蒔くのはNG。数粒単位でまとめて蒔くようにする。
種から始めるパクチー栽培は、一見難しそうですが、コツさえ押さえれば初心者でも上手に育てることができます。
暖かい春や秋の季節にぜひ挑戦してみてください。